8.福井駅前の中心市街地活性化策

 中心市街地の活性化には、「駐車場の整備」とともに「営業時間の延長」が求められており、「地下街」や「駅ビル街」の建設と「大型店の誘致」による商業の集積度アップが必要と感じている。

(1)活性化のための早急な対策
  中心市街地の活性化を進めるために早急に必要な対策について聞いたところ、「駐車場の整備」が7割を超えた。特に、40代、50代の年齢層で「駐車場」を求める声が高い。これに次いで「営業時間の延長」が半数を超えており、特に女性や20代から40代にかけての年齢層で高くなっている。
 第3位となったのは「地下街の建設」で、これは30代以上の年齢層で高くなっている。
 また、4位として「大型店の誘致」があげられているが、特に10代、20代の年齢層で高く、大型店等の誘致によるファッション関連店舗の集積度アップが必要であると感じている。対策として「個店の改装」をあげたものは1割未満であり、現在ある個々の店舗についての満足度は高いものと受け取れるが、量的な不足感があるようだ。
 

 

(2)不足している業種(商品)
中心商店街に不足している業種や商品について聞いたところ、「ヤングファッション衣料」が最も多く、特に10代、20代の年齢層で高い割合を示した。
次いで「レストラン」があげられており、こちらは全年齢で高い割合となっているが、特に30代以上の年齢層で4割を超えている。
 第3位の「生活雑貨品」は30代以下が、第4位の「靴・バック」は20代以下の年齢層で高くなっている。
 また、30代以上の年齢層で「生鮮食料品」をあげる割合が3割を超えるなど高くなっており、市場的なにぎわいが必要だと感じている。
 
 
中心商店街に不足している業種(上位10業種)