第4回 吉田IT塾 業種別経営革新講座 (サービス業編


日 時
平成14年3月12日(火)
16:30〜19:00
パネルディスカッションの様子
会 場
福井商工会議所ビル
地下 コンベンションホール
講 師
NECインターチャネル(株)
 代表取締役社長
    黒川 湛(やすし)
(コーディネーター)
      吉田健治氏
 PC・ゲーム関連事業から派生するコンテンツの企画・制作・製造・流通を一貫してプロデュースする統合的サービスを提供するNECインターチャネル(株)の黒川湛(やすし)社長をお招きし、そ第4回サービス業編のベンチャーとしての歩み・取組と成果などについて話していただきました。
中でも特に印象が強かったポイントをまとめてみました。

◇「ソフトビジネスの必要・十分条件」
ソフトコンテンツはすべてが新商品であるため、中味がよいことが必要条件であるが、中味を伝える手段が十分条件として立ちはだかる。まず消費者に知ってもらって買ってもらわないといけないので、十分条件が満たされなければ必要条件も意味がない。特にソフトウェアの購入者はそれを店頭で見て知ったという割合が非常に多いため、店頭での訴えかけが重要である。
◇「ビッグニッチ」・・・潜在需要を掘り起こすには莫大な金と時間と労力が必要。しかも、ユーザー数(パイ)が極端に小さいほど購買欲は極端に高くなるが、ユーザー数(パイ)がちょっとでも大きくなると、パイの大きさ以上に購買欲の低下は著しい。パイがある程度の大きさの層をねらったソフトより、パイが極端に少ないはずのニッチな需要に狙ったソフトのほうが数倍以上の売上となる。まして中小企業にとっては潜在需要を掘り起こすコストはとても支払えるものではない。それゆえの「ビッグニッチ」である。
◇「コマセ戦略からイケス戦略」・・・よりユーザーの需要にマッチしたものを提供するのに有効な手段である。ソフトを購入してもらった消費者に対しアンケートなどを行い、ユーザーの顔が見えるようにする。またパッケージソフトの購入者に対し、ネットワークで常に新しい情報を提供し続けることでユーザーの囲い込みを行う。そうすることでよりユーザーにマッチしたコンテンツの提供が可能になり、さらに囲い込みができる。NECインターチャネル社長 黒川氏

最後に黒川社長みずからポイントをまとめていただきました。
1)コンテンツビジネスの必要・十分条件
・中味をいかに効率良く伝えるか?
・中味はユーザーに合っているか?
・インターネットは伝えるための有効な手段
2)ネットワークビジネスのポイント
・Webより携帯電話のActiveUserは圧倒的に多い。
・ビジネスモデルの構築時は誰がお金を払ってくれるかを明確に (不特定多数は収入が不安定)
・e-commerseは市場が未成熟(クリック&モルタルのバランス重要)

パネルディスカッションの時間にも、いろいろ質問を受け付けていただき、参加者は黒川社長のお話からビジネスヒント得ようと、真剣な様子で聞いていました。




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