ろうそくの形としては、棒状のものと錯状のものとがある。また表面の加工も絵ろうそくや白っぽい色の他に、赤い朱ろうそくというものがある。しかし、和ろうそくと宗派の関係はほとんど決まっていないが、地域ごとに見た場合は違いがある。なぜならろうそくを作っている店というのは、昔からそれほど多くあるわけではなく、その店が作っている形がその地域の主流になるためである。日本全国からみると北陸は、仏教に対する信仰が厚いことから需要は多い方であるが、和ろうそくを使用する機会は段々減ってきている。地元で長く育った産業であるから、それこそ火を消さないように守っていきたい。


大津 伊平
<小大黒屋商店>
<住所> 910-0023 福井市順化2-15-9
<TEL>0776-22-0986
<生年月日>S18.8.27

<プロフィール>
学校卒業以来40年余り、家業である和ろうそく製造一筋に歩み、六代目として現在に至っております。昭和55年 福井商工会議所より100年以上の事業継承者として表彰うける。平成12年 福井市より福井市技能功労者として表彰うける。
<メッセージ>
和ろうそくは仏教と共に大陸より伝えられたと言われております。植物系の原料(ハセの実から搾出した木蝋)と芯の中心が空洞になっており、お仏壇を傷めないのとゆれる炎が特徴です。仏事用に使用されるのが主ですが、若い世代にも和ろうそくを再認識して戴くように、絵ろうそくなどお部屋のインテリアやパーティ等でも、また洒落た贈り物として使用して戴けるように、新しい和ろうそくの提案を行っております。


<作品写真一覧>

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