手漉きの和紙の永い伝統に培われてきた技術は、紙を柔らかく・堅く・厚く・薄く・強く・優しく、また、その土地・その家・その人のしきたりと性格で、万化の紙に作り上げられ、機械製紙では及びもしない世界。手漉きの和紙の持つ強靭さは、折る・引っ張る・縮める・ちぎるなど、さまざまな方法で加工してもその性質を変えることなく、細かい細工にも耐えることができる。まさに、造形の素材として限りない可能性を秘めたものであるといえる。このすばらしい素材を使って思い立ったのが人形創り。手漉き和紙の持つ、温かさ・素朴さが、人形というイメージにぴったりではないでしょうか。


高橋 輝代 <住所>910-0063 福井市灯明寺2-902
<TEL>0776-22-3007
<生年月日>S15.1.27

<プロフィール>
自ら考案した紙塑と越前手漉き和紙を用いて30年来和紙人形を制作し、“童っ子”教室を主宰する傍ら、県内外で個展・依頼展を重ね、家庭画報大賞展の特別賞、県と市の文化賞、奨励賞をも受賞。著書「越前和紙創作人形」
<メッセージ>
県内外の文化・産業等の諸施設からの依頼で諸種の和紙人形を制作展示してきたが、今後もわらべ、郷土の伝統行事、古典、物売りなどを題材にして、和紙の持つ無限の造形性を追求し、その美と温かみを表現していきたい。


<作品写真一覧>

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