![]() 1. 調査概要
2. 調査結果概要 (1) だるまや西武、生活創庫をつなぐ電車通りに通行が集中 「まるまん電車通り前」、「松木屋前」の調査地点で多くの通行量が測定され、電車通り一帯に通行が集中し、特に日曜日には1万人以上の通行があった。また、来街者意識調査で主な滞留地域をたずねると5割強が「だるまや西武」と回答しており、だるまや西武を目的として行き帰る通行が多いことや、駅前地域でのだるまや西武の強い集客力があらためてわかった。動態調査でも、電車通りがメインであることが見てとれる。 (2) 新栄商店街での通行量は少なく、日曜でも松木屋前の約4割となる 電車通りが通行のメイン通りとなった一方で、新栄商店街の交差点では日曜、平日ともに松木屋前と比べて約4割程度であった。だるまや西武〜新栄商店街は距離的にそれほど離れていないものの、通行量からみても、その回遊の低さがうかがえる。ただ、平日と比較した場合に日曜はその通行量が大きく増加している。これはだるまや西武新館の開店に加え、近くに比較的規模の大きい駐車場や西武新館前の道路が整備されたことによるものと思われ、実際、動態調査で「車で来た場合」という条件での動態が、最も新栄商店街の回遊が多かった。新栄商店街周辺での通行者をいかに回遊させるかが課題であり、イベント、店舗構成等商店街そのものについて考えるだけでなく、情報発信的な機能を付近に設置することも回遊を高めることに役立つと思われる。 (3) 自動車が主要な交通手段になり公共交通は減少、それに対応した交通整備を 来街者意識調査で、来街手段をたずねると、約2分の1が「自動車」と回答し、他の交通手段を大きく引き離した。通行量調査で今回調査地点であった「まちづくり会社前」はバスの各方面行きの発着場でもあるが、その通行量が前回より大きく減少しているのは、その一つの表れといえるだろう。一方で、その増加に対応した駐車場整備をはじめとする交通整備が大きな課題である。来街者意識調査でも「促進するべき交通対策」では、「交通整備と歩行者の安全」が最も多かった。 (4) 中心街に対しては厳しい評価がなされ、多くの機能が求められる 来街者意識調査での来街者に中心市街地に対する評価は、どれも厳しい評価となった。「駐車場・駐輪場施設」、「(段差、幅等の)歩きやすさ」、「ショーウィンドウを歩きながら見る楽しみ」、「うまく時間がつぶせる」、「街全体の景観」の全項目において、「よい」、「大変よい」とする肯定的な意見は極端に少なかった。一方、求める都心機能としては「飲食・サービス機能」、「商業・物販機能」、「交通結節機能」が上位となり、中心街に対してさまざまな要望がある様子がうかがえる。具体的に希望する店舗としては「文化・レジャー関連」が最も多かった。 (5) 福井駅前は各起点からだるまや西武(方面)に向かう動態がほとんどである 今回の動態調査の結果では、一様に似た結果が得られた。各起点から、西武に向かう方向に動態が集中し、その他の地域については、南通り商店街、サンロード北の庄に一部動態が集まるものの、全体としては少なかった。電車通りがメインの通りとなっており、中央1丁目を南にいくにしたがって、動態は減っていく。だるまや西武への来店者をはじめ、そのブロック周辺の通行者をどう回遊させるかが中心市街地活性化の一つの鍵であることがあらためてわかった。 (6) 友人(同性)と来街した場合に、回遊性が高い 動態調査のなかで、来街同行者についてたずねた結果、「家族・親戚」、「友人(同性)」、「友人(異性)」でみると、その特徴がわかれた。「家族・親戚」、「友人(異性)」は全体的に動態が類似しているが、「友人(同性)」ではその傾向と異なった。「家族・親戚」、「友人(異性)」の場合には電車通りや起点の周辺に多くの動態が集まる一方で、「友人(同性)」の場合では新栄商店街だけでなく、ガレリア元町、サンロード北の庄に一定した強い動態が見られ、回遊性が高いことがうかがえる。中央1丁目地区をまんべんなく移動しているのは「友人(同性)」と来た来街者であることがわかる。 ご意見はこちらへ |