平成129月期総括
緩やかな回復基調は持続するも、自社景況については慎重傾向強まる。

 回調査で緩やかながらも順調な回復をうかがわせた景気動向は、回復期待への反動からか、いったん後退の様子を見せた。自企業の景況感、製造業・建設業を中心とした受注、売上、採算、販売価格ともに前回調査から再び下向き、今後の資金繰りに対してもやや不安が広がっているようだ。しかし一方では、雇用調整など労働力の過不足の点で一段落した感もうかがえた。

 3月後の売上高予測や販売価格予測が若干改善の傾向を示していることなどから、今回の結果は、緩やかな回復基調にはあるものの受注単価の低迷などから資金繰り以前に改善傾向が見られず、先行きに対する経営者の焦燥感・慎重傾向が強まったことが後退の原因と考えられる。


 
調査時期
平成12年9月4日〜11日
調査方法
ファックスにより配布、回収
調査対象
当所部会委員 315社
調査回答企業 
103社 (回答率32.7%)
製造業 36社(39.2%)
建設業 13社( 6.5%)
卸小売業 30社(28.9%)
運輸 6社(5.8%)
サービス 15社(14.4%)
その他 4社( 3.8%)

※本調査は前年同期に比べてではなく3ケ月前を対象として、短期的な景気動向を把握するために行っています。


調査総括・概要景気の今後景気回復時期自企業の景況感
受注状況(製造、建設)売上(出荷)高採算状況販売価格
労働力の過不足感雇用調整の実施設備投資経営の懸念材料
その他調査・統計一覧へHOMEへご意見はこちらへ


福井商工会議所景気見通し調査 平成12年度9月度調査結果

調査・統計集へホームページへ