2001年10月の調査「疲労とストレス調査」
調査内容会社員の疲労状況について調査。
調査対象福井市とその近郊の企業に勤務する男女250名
調査日平成13年10月16日〜26日
調査方法郵送にて配布、返送
回答者数男性計: 78名、女性98名、不明1名 (計177名)
回答者の平均年齢36.2歳
回答者の内訳
 (単位:人)
10歳代20歳代30歳代40歳代
50歳代
男性
1
17
21
16
21
78
女性
2
44
32
9
10
98
性別不明
0
0
0
0
0
1
小計
3
61
53
25
31
177
 性別・年齢不明4名  合計177名



要約
  4人中3人が心、身体に疲れを感じている。原因は「仕事のこと」が第1位
産業の進展で労働の合理化や暮らしの豊かさをもたらした反面、ストレスなどの新たな弊害をもたらしたといわれています。現在の不安定な国際情勢や国内の消費低迷、失業率の増加、IT化、などさまざまな要因が、働く人々のストレスにも多少なりとも影響を与えているのではないでしょうか。
そこで今回、福井の社会人を対象として肉体的疲労と精神的なストレスについて調査したところ、75%近くがストレスを感じていることがわかりました。特に福井の女性は男性よりも疲労を感じている割合が高くなっていました。肉体的疲労の原因としては残業や休日出勤が多く挙げられており、女性は家事・育児が多く、これらのほか仕事も多く挙げられており、働く女性に負担がのしかかっていることが伺えます。一方、精神的なストレスの原因は、「仕事のこと」、「会社の人間関係」が多く見られました。そして、その6割が日常生活への影響が多少なりともあると回答。
これらのストレス発散方法としては、男性は趣味に没頭したり、寝るという一人で発散する回答が目立ったのに対し、女性は友人と美味しいものを食べながらおしゃべりをしたり、ショッピングなどみんなでわいわいしてストレスを発散していることがわかりました。
ストレス対策としては、「自己責任で対処すべき」という意見と「企業が職場環境の見直し」がほぼ同数であげられていました。ストレスはやる気の低下や身体の変調へとつながります。一日の大半を過ごす職場の分担や環境見直しと合わせて、自己責任でストレスが長引かないように様々な方法で自分なりにストレスを発散させて、上手にストレスと付き合きあうのも大切だといえます。
 

 
1.肉体的な疲労について
2.精神的な疲労について@
3.精神的な疲労についてA
4.ストレス解消と求められる対策