5.業種間比較
全産業平均を基準として産業別の賃金格差を数値化したのが表8である。
男女、学歴を問わず、建設業が全産業平均を概ね上回っている。また、自動車小売業、製造業(繊維)では低めとなっている。特に、自動車小売業はどの学歴、年齢をとっても全産業平均を下回っている。
男子賃金を学歴別に見ると、大卒では建設業、製造業(その他)、金融・保険業が高めである。そのうち、金融・保険業は若年層では低いが、年齢の加算に伴い上昇していき、45歳時点では建設業を上回り、最も高くなっている。高卒(事務・営業)では建設業、製造業(その他)、金融・保険業、高卒(生産)では建設業が高めとなっている。
女子賃金では、製造業(繊維)、自動車小売業で低めで、製造業(繊維)、卸小売業(自動車小売業除く)では、年齢加算が高いほど他業種との格差が拡大し、低くなっている。

表8−(1) 業種間比較(男子)
全産業=100

年齢
全産業
製 造
(繊 維)
製 造
(その他)
自動車
小 売
卸小売
建 設
金 融
保 険
その他
大卒男子
(全 職 種)
22歳
100.0
99.4
101.3
92.6
100.4
105.4
87.9
99.5
25歳
100.0
94.5
99.8
90.2
101.0
105.5
92.3
101.4
35歳
100.0
95.2
104.3
90.0
98.9
104.3
97.5
105.2
45歳
100.0
100.2
97.0
99.0
99.5
101.8
106.1
100.5
55歳
100.0
94.0
100.4
94.9
100.6
103.9
xxx
103.1
高卒男子
(事務・営業)
18歳
100.0
xxx
98.2
98.3
101.0
98.8
xxx
98.8
25歳
100.0
xxx
100.0
90.8
97.3
107.8
xxx
101.1
35歳
100.0
xxx
101.9
89.0
101.5
106.3
101.6
103.2
45歳
100.0
xxx
106.5
91.1
99.3
xxx
109.4
94.7
55歳
100.0
98.1
104.0
94.9
97.5
xxx
xxx
108.4
高卒男子
(生   産)
18歳
100.0
97.1
99.9
95.6
98.5
103.5
xxx
99.3
25歳
100.0
96.3
98.7
xxx
98.4
108.8
xxx
93.2
35歳
100.0
90.7
95.1
xxx
100.4
114.5
xxx
94.1
45歳
100.0
89.2
97.0
95.0
xxx
109.8
xxx
107.7
55歳
100.0
97.9
97.1
xxx
94.5
105.2
xxx
123.3
※製造業(機械)と運輸通信業はサンプル数不足のため本比較表より除外してある。

表8−(2) 業種間比較(女子)
全産業=100
年齢
全産業
製 造 (繊 維)
製 造 (その他)
自動車 小 売
卸小売
建 設
金 融 保 険
その他
短大卒女子 (全 職 種)
20歳
100.0
99.9
101.3
97.8
98.9
99.9
88.8
102.7
25歳
100.0
97.1
100.9
96.9
98.0
102.7
101.1
103.6
35歳
100.0
xxx
99.0
xxx
89.9
xxx
94.7
114.8
高卒女子 (事務・販売)
18歳
100.0
102.9
102.4
99.3
100.8
97.3
xxx
97.7
25歳
100.0
96.5
96.8
99.5
97.3
106.7
99.0
103.7
35歳
100.0
83.6
99.2
xxx
93.1
105.5
103.9
109.4
高卒女子 (生   産)
18歳
100.0
99.5
98.3
xxx
103.8
97.8
xxx
104.2
25歳
100.0
93.8
97.6
xxx
xxx
112.6
xxx
107.2
35歳
100.0
90.0
96.5
xxx
xxx
xxx
xxx
114.5
※製造業(機械)と運輸通信業はサンプル数不足のため本比較表より除外してある。

 次に、回帰式から求める一歳当たりの昇給額は表9のとおりである。
全産業平均では、男子で大卒が最も高く9,115円、次いで高卒(事務・営業)が8,376円、高卒(生産)が6,929円と続いており、女子はそれぞれ男子の約半分程度の昇給額となっている(短大卒女子は大卒男子と対応)。
これを業種別にみると、金融・保険業、建設業が男女・学歴を問わず高めである。金融・保険業では、男子では平均より2,000円以上上回っており賃金上昇幅が最も大きい。また、短大卒女子では建設業が最も高く、全産業平均を3,000円以上上回っている。一方、男女を問わず、製造業(繊維)、製造業(その他)、卸小売業(自動車小売業除く)では概ね平均より低めで、特に製造業(繊維)の女子では平均と大きな格差が生じている。

表9 業種別回帰式による一歳当たりの昇給額
単位:円

全産業
製 造
(繊 維)
製 造
(その他)
自動車
小 売
卸小売
建 設
金 融
保 険
その他
大卒男子(全職種)
9,115
8,411
9,024
9,507
9,094
9,137
11,246
9,321
高卒男子(事 務)
8,376
8,373
8,942
8,013
8,194
8,486
12,574
9,033
高卒男子(生 産)
6,929
6,547
6,540
6,984
6,677
7,455
xxx
7,848
短大卒女子(全職種)
4,936
2,717
4,333
5,841
3,581
8,144
5,143
6,570
高卒女子(事 務)
4,711
2,464
4,196
4,187
3,781
5,968
6,447
5,994
高卒女子(生 産)
3,500
2,499
3,305
xxx
xxx
7,272
xxx
4,631
※製造業(機械)と運輸通信業はサンプル数不足のため本比較表より除外してある。


調査結果概要1.初任給2.学歴間格差3.年齢間格差4.職種間格差5.業種間格差
6.規模間格差7.県内本社企業と県外本社企業8.モデル例による年間所得の推定




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