1.初任給 過去10年間の初任給の対前年比率を時系列に表したのが表2、図1である。 男子では、本年の大卒(全職種)22歳の賃金は190,200円で、昨年までは低率ながらも上昇していたが、今年は昨年度と同額となった。また、昨年度比で最も高くなったのは、高卒(事務・営業)の155,900円で、昨年度より金額で1,000円、率にして0.6%上昇している。高卒(生産)は162,000円で、昨年度より金額で700円、率にして0.4%上昇している。 女子では、短大卒(全職種)が157,100円で、昨年度より金額で800円、率にして0.5%の伸びとなっている。また、昨年度比で最も高くなったのは、高卒(生産)の150,600円で、昨年度より金額で2,700円、率にして1.8%上昇している。その他、高卒(事務・販売)が147,300円で、金額で700円、率で0.5%の伸びとなっている。 平成12年度初任給は、高卒女子(生産)では高い上昇が見られてはいるものの、大卒男子(全職種)では昨年度と同額に留まり、それ以外でも昨年度より低い上昇しか見られず、全体的に低い伸び率となっている。 表2 初任給対前年比
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